株式会社憲信

屋根の葺き替えDIYは危険!

 

屋根の葺き替えは難しく危険がともなうため、プロである業者に任せるべき作業です。しかし、部分的な修理ならDIYで修理できることもあります。

葺き替えは足場を組んだり、瓦だけでなく下地も取り換えたりします。そのため、専門的な知識や道具がないと完璧に修理することは難しくなります。しかし、壊れた瓦だけを取り換えたり、瓦のヒビを修復したりする程度なら、十分注意すればDIYで修理できるでしょう。

屋根の葺き替えを検討している方のために、今回は業者の工期などについてご説明いたします。また、費用を抑えるために最小限の修理にとどめようという方もご紹介するDIYでの修理方法を参考にしてみてください。

 

 

屋根の葺き替えはDIYでなく業者に任せたほうがよい理由

屋根の葺き替えは危険がともなったり、高度な技術が求められたりするという理由からDIYでなく業者に依頼したほうがよい作業となります。具体的に、どんな危険がともなうのか、どんな技術が求められるのかご説明いたします。

 

理由:屋根の葺き替え作業には危険がともなう

屋根の葺き替えは、屋根に登る高所作業となります。屋根の上は、思った以上に傾斜があり、滑りやすくなっています。そのため、高所作業に不慣れな方が屋根の上にあがるのは、業者の方に比べると危険度がさらに高くなるのです。

また、業者が施工を行うときは安全面をしっかり確保しています。たとえば、屋根まで届く足場を組んだり、作業者は滑り止め付きの安全靴を着用していたりします。ほかにも、ヘルメットや命綱の装着など、十分な安全対策を行なっています。

しかし、高所作業に慣れていない方の場合は安定した足場の確保も難しく、安全面が不十分になることが考えられます。そのため、屋根の葺き替えを行うのなら、業者に依頼するほうが安心だといえるでしょう。

 

理由:葺き替えには専門的な知識が必要

屋根の葺き替えは既存の屋根材を撤去し、下地や垂木などの確認や補修、新しい屋根材の設置など、さまざまな工程があります。しかも、それぞれの作業には専門的な知識も必要になります。

例として、下地の取り換えと、棟や軒の処理について簡単にご紹介します。

 

・下地の取り換え

屋根の葺き替えを行うときは基本的に下地の交換もおこないます。下地は雨漏りなどを防ぐために重要な役割をしており、正しく施工できなければすぐに問題が起きてしまうのです。

適切な下地になっておらず、浸透した雨水が柱などにしみ込んでいくと腐食してしまい家屋の倒壊につながるおそれもあります。

 

・端などの処理

屋根には「棟」と「軒」という部分があります。棟とは三角屋根の頂点部分で、一般的には金属製のものが使用されています。棟は強固に固定されているため、取り外しを行う際には危険がともないます。また、屋根にあわせた角度に加工する必要もあるため、熟練した技術も必要になるのです。

軒とは軒先の部分で、破風板や雨どいがとりつけられている部分です。この部分に設置する金属板は、屋根の形状にあわせて、加工する必要があります。

 

 

このように、屋根の葺き替えは危険なだけでなく、大変難しい作業だといえます。そのため、もしDIYで屋根の葺き替えをしたとしても、施工が不十分であれば再び雨漏りなどが発生してしまうかもしれません。さらに、DIYを失敗して業者に依頼していたら、費用も余計にかかってしまいます。屋根の葺き替えはDIYでなく、業者に依頼するのが安心・安全です。