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金属屋根の種類は?横葺き・縦葺きについてもご紹介

 

「金属屋根」と一言で言っても、実はたくさん種類があることをご存じですか?

金属屋根の種類や、どういう環境に適しているか、

またどんな金属屋根が主に使われているかなどについてご紹介します。

 

 

金属屋根でもメジャーな素材

金属屋根でもっともよく使われているのは「ガルバリウム鋼板」です。

アルミニウム・亜鉛・シリコンで構成された、アルミ亜鉛合金メッキ鋼板のことを指します。

軽量で値段がリーズナブルなこともあって取り扱うメーカーも多いですが、

潮風への耐性が弱く、経年劣化で錆びることも考えられます。

「ジンカリウム鋼板」は、ガルバリウム鋼板と似ていますが、

違うのはシリコンと亜鉛を含んでいる割合・商標のみです。

海外で数多く採用されている金属屋根で、日本では石粒で覆われたものも多いために、

表面に石粒があるタイプをジンカリウム鋼板と呼ぶケースもあります。

ガルバリウムよりちょっと重いのですが、

潮風にはその分耐性があり長い間再塗装しなくても大丈夫なのがメリットです。

 

 

現在あまり使われない金属屋根素材

「トタン」は皆さん聞いたことがあるでしょう。

鉄板を亜鉛メッキでコーティングした金属を指します。

コストもかからず施工も容易にできることから、戦後高度成長期にはよく用いられていました。

しかし、現在ではもっと耐久性にすぐれた屋根の素材が出てきたため、

リフォームなどで使われることはほとんどありません。

「銅板」は、新築時から年月がたつと青緑色にどんどん色が変化していく、味わいのある金属屋根です。

色の変化によって錆びにくくなるメリットもあり、耐久性にすぐれています。

軽くてやわらかく加工も施しやすいので、和風建築やお寺の屋根に使われてきました。

値段はかなり高いので、一般宅で使われることはまずありません。

「ステンレス」は、ニッケルや鉄・クロムを含んだ金属屋根です。

費用もかかりますし、施工可能な会社が少ないので、まだ普及はしていません。

耐久性は大変高く、ホテル・体育館など大型の施設で使われることがあります。

 

 

屋根の横葺き・縦葺きとは?

屋根には横葺き・縦葺きと種類があります。

縦葺きとは雨の流れる方向に屋根を葺くやり方です。「ストライプ」とも言われます。

雨が降ってもスムーズに水が流れるため、雨漏りもしにくいです。

このメリットを生かして屋根の勾配もゆるくすることが可能です。

いっぽう横葺きは「ボーダー」柄を思い出せばわかりやすいのですが、

地面に対して屋根材を平行にする、横の方向に葺く方法です。

横葺きは一番古い記録は、765年の西大寺建立の際に使われたとされますので、

日本人にはなんと1000年以上もの間親しまれてきた方法と言えるでしょう。

横葺きと縦葺きを比較しますと、

横葺きの方がデザインも豊富で、複雑な形の屋根にも対応できる点でメリットがあります。

ですが、屋根材の重なる箇所には、どうしても段差が生じるので、

排水は縦葺きよりはスムーズにはいきません。

また屋根の勾配をゆるくしたい場合には、採用できないデメリットがあります。

ちなみに勾配とは「屋根の傾き」のことを言います。

縦葺きなら0.5寸勾配以上あれば施工できますが、

横葺きの場合は先ほどもお話しした通り、屋根の継ぎ目に段差ができてしまうため、

3.0寸以上の勾配でないと施工不可能です。

それ以下の勾配で横葺きにすれば雨水が逆流し、

雨漏りの原因となりますので、十分に注意をしましょう。

 

 

今回は金属屋根の種類と横葺き・縦葺きについて見てきました。

縦葺き屋根は雨漏りに強いですが、デザインが豊富ではなくゆるい勾配の屋根設計になります。

横葺きの場合ならデザインはバリエーションに富んでいます。

施主が希望する屋根の形も実現しやすいでしょう。

それぞれの長短がありますので、家を建てる際はよく考えてくださいね。

 

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