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カラーベストの特徴とメンテナンス方法③

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「屋根の色あせやコケが目立っているので補修を考えているけど、カラーベストにはどんなメンテナンス方法があるの?そもそもカラーベストってどんな屋根?」とカラーベストの屋根のことで悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

カラーベストは、平型化粧スレートのことでデザイン性、施工性の高さから近年の新築住宅で多く採用されている屋根材です。薄く軽量なため屋根にかかる負荷が少ないというメリットもあります。

カラーベストは約10年周期でメンテナンスが必要だと言われていますが、築年数や建てた時期によってその費用も異なります。劣化症状を長く放置するとメンテナンスする時にかえって高額な工事になってしまうこともあります。

メンテナンス方法としては、主に「塗装工事」「カバー工法」「葺き替え工事」の3つがあります。どの工法が自分の家に適しているか、まずはカラーベストの現状をしっかりと把握することが大切です。

今回も前回に引き続き、カラーベストの特徴や劣化症状、メンテナンス方法などについてご紹介致します。

カラーベストに表れる劣化症状と適切なメンテナンス方法

②苔、カビ、藻の発生

塗膜の防水機能が低下し、屋根材に水が滞留することで起こる症状です。色褪せと同様に美観の低下を招きます。さらに、苔は根っこから根酸と呼ばれる酸性物質を放出するため、本来アルカリ性であるカラーベストを中性化させ、脆くさせてしまう恐れがあります。

メンテナンス方法としては、高圧洗浄でしっかりと苔、カビ、藻、また剥がれかかった旧塗膜を洗い流し、塗り替えをおこなうのが一般的です。

 

③割れ、欠け

強風時の飛来物や雹、アンテナの転倒によってカラーベストにひび割れや欠けができてしまうことがあります。このひび割れから雨水が建物内部に浸入することで雨漏れの原因となります。

言うまでもなく、このひび割れは放置するとさらに大きく広がっていきます。完全に欠けてしまうと、その部分が屋根から滑り落ちる可能性もあるため非常に危険です。小さいひび割れだからと放置しがちですが、その隙間から水が建物内部に浸入してきますので、早めにメンテナンスを行うようにしましょう。

軽度のひび割れであれば塗り替えで良いですが、すでに雨漏れが発生している場合は葺き替え工事が必要なケースもあります。

 

④棟板金の釘抜け、緩み

屋根の棟板金は釘を打ち込んで固定していますが、強風や気温の寒暖差の影響を受け、徐々に釘が外へ飛び出してきます。この釘が緩むと棟板金の固定も甘くなるため、屋根との間に隙間ができ、雨水の浸入口が出来てしまい雨漏りの原因となってしまいます。また、釘が完全に抜けてしまうと棟板金が滑り落ちたり、風で飛ばされる可能性もありますので、大変危険です。メンテナンスの際は、緩んだ釘をスクリュー式の釘に交換して再度の緩みを防止するのが一般的です。

 

⑤棟板金の色あせ、錆び

棟板金は金属製のものであり、カラーベストと同様に表面には塗装が施されています。表面塗膜の経年劣化によって防水機能が低下し、雨水を受けると棟板金に色褪せや金属特有の錆びが発生します。錆びは放置することでどんどん全体に広がっていき、棟板金自体を脆くさせ、最悪の場合、穴が開き雨漏りの原因にもなり得ます。錆汁が流れ出し、別の場所に付着するとなかなか落ちませんし、美観の低下を招くこともあります。

メンテナンスの際はケレンで板金表面の錆を落とし、新たに錆止めを塗布します。

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