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カラーベストの特徴とメンテナンス方法④

屋根

 

「屋根の色あせやコケが目立っているので補修を考えているけど、カラーベストにはどんなメンテナンス方法があるの?そもそもカラーベストってどんな屋根?」とカラーベストの屋根のことで悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

カラーベストは、平型化粧スレートのことでデザイン性、施工性の高さから近年の新築住宅で多く採用されている屋根材です。薄く軽量なため屋根にかかる負荷が少ないというメリットもあります。

カラーベストは約10年周期でメンテナンスが必要だと言われていますが、築年数や建てた時期によってその費用も異なります。劣化症状を長く放置するとメンテナンスする時にかえって高額な工事になってしまうこともあります。

メンテナンス方法としては、主に「塗装工事」「カバー工法」「葺き替え工事」の3つがあります。どの工法が自分の家に適しているか、まずはカラーベストの現状をしっかりと把握することが大切です。

今回も前回に引き続き、カラーベストの特徴や劣化症状、メンテナンス方法などについてご紹介致します。

⑥反り

カラーベストの主成分はセメントであることは前述した通りですが、表面塗膜の防水性が切れると吸水性が非常に高くなります。カラーベスト内部に滞留した水が冬場に凍結して膨張→夏場の暑さで収縮といったことを繰り返し、カラーベストが反ってしまします。一度反ってしまうと、横殴りの雨の際に水が建物内部に大量に入り込み雨漏りの原因となります。

メンテナンス方法としては、塗り替えまたはカバー工法があります。ただ、塗り替えを行なってもカラーベストの反りを直すことはできず、その場合は症状の進行を食い止めることが目的となります。反りが出るということは、その部分以外の箇所も劣化が進んでいることが考えられるため、既存屋根の上から新しい屋根を被せるカバー工法をおすすめします。

以上がカラーベストに起こりうる代表的な劣化症状とメンテナンス方法です。

そのほとんどが表面塗膜の防水性の低下により引き起こるものです。このように、カラーベストは定期的なメンテナンスが必要な屋根材となっています。

 

カラーベストと他の屋根材の比較

 

①金属屋根(ガルバリウム鋼板)

一般的にガルバリウム鋼板と呼ばれ、アルミニウム、亜鉛、シリコンからなる屋根材です。金属製ですが軽量で錆びにくく、耐久性、耐震性、熱反射性に優れています。薄い板であり外からの衝撃に弱く、傷ついたり凹んだりすることがあります。

 

②日本瓦

日本瓦には表面に釉薬をかけて焼き上げた釉薬瓦と釉薬を使用せずに仕上げる無釉薬瓦の2種類があります。50~100年の耐久性を持ち、高い強度と和風住宅にマッチする屋根材です。反面、他の瓦と比較すると重量が重いため、家にかかる負荷が大きく耐震性が低下します。

 

 

屋根材 特徴 費用 耐用年数
カラーベスト デザインが豊富

工期が短くすむ

軽量で耐震性に優れる

他の屋根材よりも低コスト

定期的なメンテナンスが必要

4,000円~/㎡(材料費・施工費) 20年~25年
金属屋根 耐久性に優れる

軽量で耐震性に優れる

カラーベストよりも高価

6,000円~/㎡(材料費・施工費) 30年~50年
日本瓦 和風住宅に合うデザイン

耐久性が屋根材の中でも高い

防水性が高い

重く耐震性が低い

8,000円~/㎡(材料費・施工費) 50年以上

表のように、他の屋根材と比較するとカラーベストはデザインの豊富さ、コストの低さ、工期の短さが魅力だということがわかります。

 

 

ここまでカラーベストの特徴やメンテナンスの時期や工法についてご紹介致しましたが、いかがだったでしょうか?カラーベストは軽量で施工性が高く、デザイン性に富んだ屋根材ですが、約10年を目安にメンテナンスが必要となります。どのメンテナンス方法が家の現状に適しているのかを把握することが大切です。

また、アスベスト含有のカラーベスト、アスベストが禁止されてすぐに市場に出回ったノンアスベストのメンテナンスにはカバー工法がおすすめです。家の状態を業者に入念にチェックしてもらい、納得のいくメンテナンスを行ってもらうようにしましょう。

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