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スレート屋根の寿命とメンテナンスについて③

スレート

スレート屋根の寿命は、約1020と言われています。しかし、お住まい周辺の環境(気象条件、交通量など)やメンテナンスの有無によって劣化の進行具合が変わり、一概に、20年間大丈夫というわけではありません。

どのメーカーも、基本的には10年ごとの定期メンテナンスを推奨していますが、10年という年数はあくまで目安であり、ベストなタイミングは、劣化が軽いうちに早めにメンテナンスを行なうことです。劣化を放置しておくと最悪の場合、室内の雨漏りにまで繋がってしまいます。雨漏りの補修には、大掛かりな工事が必要になり、費用も高くつきます。そうなってしまう前に屋根をメンテナンスすることで、費用を抑えつつもスレート屋根の寿命をのばすことができるのです。

今回も前回に引き続き、スレート屋根の寿命とあわせて、メンテナンスすべき劣化症状などについてご紹介致します。

 

▶︎スレートの反り・浮き

スレート屋根でよく見られる劣化症状の一つです。

スレートの反りをそのまま放置していると台風などの横殴りの雨が降った際に反り上がった小口から内部に雨水が浸入してしまいます。反りは塗装工事でなおせないため、見つけた際には、早めに「補修工事」や「葺き替え」等のメンテナンスを検討することをおすすめいたします。

 

▶︎棟板金が浮いている・釘が抜けている

スレート屋根には、屋根の棟にある「棟板金」という山形の金属板があります。

この棟板金が外気温の影響で膨張や収縮を繰り返すことで、棟板金を押さえている釘が徐々に押し出され、最終的に抜け落ちてしまうことがあります。放置しておくと棟板金が外れ、剥き出しになった下地から雨水が建物内部へ浸入してしまいます。この症状を見つけたら、早めに業者に依頼して「補修工事」を行うようにしましょう。

もし築10年以上の物件の場合は、新築時に施された塗装の防水効果が薄まってくる頃でもありますので、「塗り替え」を検討するのも良いかもしれません。

 

▶︎室内に雨漏りが発生している

室内に雨漏りが発生している場合には早急にメンテナンスを行なってください。

建物は水が入りにくいよう様々な工夫が凝らされています。そのため、天井に雨染みが発生するような状態は、スレート屋根だけではなく建物内部の奥深くまで劣化が進行している証拠でもあります。メンテナンスとしては屋根の葺き替えを行ない、下地から屋根材まで新しくするのが好ましいです。

 

スレート屋根のメンテナンス方法

スレート屋根のメンテナンスには、劣化の軽いものから「塗り替え」「カバー工法」「葺き替え」を行ないます。

 

▶︎塗り替えの工事内容と費用

塗り替えは、既存のスレート屋根を高圧洗浄できれいにした後、新しい塗料を塗る工事です。

セメントが主成分のスレートは、本来防水性を持ち合わせておらず、スレート表面に塗装を施すことで防水性を有しています。そのため、経年劣化などで塗装がはげてくるとセメントが剥き出しの状態となり、最悪の場合室内の雨漏りに発展してしまうため、塗装の効果が切れてしまう前にまた新しく塗装を施す必要があります。

屋根塗装の相場は、約25~40万円となっています。

 

▶︎葺き替えの工事内容と費用

葺き替えは、既存のスレート屋根をすべて撤去し、新しい屋根材を被せる工事です。

下地である野地板や防水シートも取り替えるため、スレート以外の屋根材にすることも可能です。スレート屋根の劣化がかなり進んでいる場合やスレートを通して建物内部まで劣化が進行している場合に「葺き替え」を行います。

葺き替えの相場は、約160万円程となっていますが、新しく被せる屋根材によって価格帯が前後します。

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