屋根の点検を自分で行う方法やチェックポイント②
台風や大雨によって、住まいの屋根に大きな被害が発生することがあります。また、見ただけでは気づかないような損傷が発生していることもあるため、定期的に点検を行うようにしましょう。ただ、自分で屋根の状態を点検する場合は、きちんと安全に行える範囲でとどめるようにしてください。
今回も前回に引き続き、屋根の点検を安全に自分で行うためのポイントやチェックすべき症状についてご紹介いたします。屋根の被害を防ぐためにも、ぜひ参考にしてみてください。
症状が発生しやすい場所
以前にご紹介いたしました症状は、屋根の棟や谷など、場所によって発生しやすくなります。屋根を点検するうえで、症状が発生しやすい以下のような場所をよくチェックしてみましょう。
・棟
屋根の三角部分のてっぺんを指す棟は、住宅の一番高い部分に存在します。そのため、台風や強風の被害にあいやすく、屋根材はがれや浮きが発生しやすいとされています。
・外壁際
2階の部屋と1階の屋根をつなぐ外壁際は、ほかの部分に比べて角度があるため、防水処理が難しいとされています。そのため、通常の雨であれば問題ありませんが、台風などの強い雨風の場合に雨水が入り込むおそれがあります。
・谷
屋根のへこんだ谷の部分は、風によって飛んできた落ち葉やごみがたまりやすいです。また、雨が降った際に下へ流れ落ちるのに活用されるため、さびが発生しやすいです。
雨どいも一緒に見ておこう
屋根だけでなく、雨どいも台風や雨の影響によって、ゴミのつまりなどの症状が発生することがあります。台風などの際に飛んできた落ち葉が雨どいにたまることでつまってしまうと雨水をきちんと排水することができません。そのままにすると、雨漏りや雨どいが傷む原因になることがあるため、屋根の点検を一緒にみておくと良いです。
業者によってはドローンによる点検を行なっていることも
従来とは異なり、技術の発達によって普及しているドローンを使用して、屋根の点検をおこなう業者も存在します。ドローンを使うことで、安全かつ手軽に点検が可能になる一方で、飛行させるにも天候などの条件が整っている必要があります。ドローンによって点検にどのような変化が生まれているのか、特徴をご説明いたします。
・ドローンを使うメリット
ドローンを使う一番のメリットとして、安全面の向上があげられます。屋根にのぼる必要がなくなるため、ケガや転落などの事故の危険性が減り、地上から安全に点検をすることができます。それにより従来よりも人件費がかからなくなるため、依頼するお客側にも工事費用の金額を抑えられるといったメリットが生まれるのも特徴といえます。
また、ドローンの特徴として時間をかけることなく屋根の広い範囲を短時間で点検することができます。映像として確認するだけでなく、写真撮影ができるものも存在していますので、点検の際に業者と一緒に屋根の状態を確認することができるようになります。
・ドローンを使うデメリット
安全に屋根の点検できるといったメリットがある一方で、ドローンは天候によって左右され、雨や風が強いと飛ばすことができないという欠点が存在します。また、操作が難しく技術や経験をある程度必要とするため、屋根を確実に点検してもらうには不向きとなる場合があります。
ドローンの種類によっては、飛行音がうるさく近隣に迷惑がかかる場合があるため、騒音トラブルに発展しないように十分に配慮しなければいけません。ドローンはとても高性能な機能をもっていますが、遠隔からでは屋根の細部までみることが難しいとされています。そのため、どの程度の点検が必要なのかによってきちんと方法を選ぶことが大切です。
屋根の点検は、安全のためにも2階の窓やはしごからなどと、自分で行える範囲でとどめておくことが大切です。そして、自分で屋根を点検するときには、屋根材の浮きやはがれ、さびなどを確認しておくことで、雨漏りなどの被害を未然に防ぐことにつながります。
自分で点検を行い、屋根や雨どいに症状がみられた場合は、被害が大きくなる前に1度、修理業者へ相談することをおすすめします。また、修理だけでなく点検や調査のみの依頼を受け付けている業者も存在するため、しっかりと屋根の被害状況を知るためにも、依頼をしてみましょう。
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