屋根材ごとの特徴と費用について②
屋根部分工事について
【漆喰(しっくい)補修工事】
漆喰とは、瓦や石材の接着や目地の補給、壁の上塗りなどに使われる水酸化カルシウム(消石灰)を主成分とした接着剤となる建材で、日本瓦に使用します。
漆喰にひびが入ったり、傷んだりすると接着剤としての役目が果たせず、瓦のずれが発生してしまいます。また、漆喰の剥離部分から雨水が入れば、雨漏りの原因となります。
日本瓦自体の耐久性は50~100年ほどですが、漆喰は、約15年ごとの点検・補修が必要となります。
▶︎漆喰補修工事が必要な状況
漆喰が劣化している場合、補修工事が必要となります。
劣化とは、漆喰の剥がれ、一部落下により瓦の固定性が弱まり、瓦のずれ、割れ・欠けが発生した時に補修工事が必要となります。
▶︎費用相場
約30~約80万円(足場代を含む)
【瓦屋根補修工事】
瓦屋根補修工事とは、傷んだ瓦屋根を交換し、補修する工事です。
▶︎瓦屋根補修工事が必要な状況
瓦屋根にひび・ずれ・劣化やゆがみが発生し、雨漏りが発生した場合、補修工事が必要となります。
▶︎費用相場
約30~約100万円(10坪~30坪程度)(足場代は、屋根の傾斜によって足場の不要な場合もあります。)
【コーキング補修工事】
コーキング補修工事とは、ゴムのような収縮性のあるパテで雨漏り箇所などを防ぐ工事のことです。コーキングには、ウレタン系とシリコン系などがあります。
▶︎コーキング補修工事が必要な状況
コーキングが切れている箇所や漆喰の劣化箇所を補修します。
▶︎費用相場
既存のシーリングを全て撤去し新しいコーキングを補給する方法:900~1,500円/m(コーキング打ち替え箇所に伴う)
既存のシーリングの上に新しいシーリングを足す方法:500~1,000円/m(コーキング打ち増し箇所に伴う)
【棟板金交換工事】
家屋で板金というと主にスレート(カラーベスト・コロニアル)系の屋根を留めている金属部分のことを指します。
屋根と屋根の面が合わさる棟の接合部分、ここを覆い雨水の浸入を防ぎ、そして屋根材を固定している金属が棟板金です。
▶︎棟板金工事が必要な状況
棟板金を固定している貫板の腐食や劣化のため、棟板金が浮きがったり、台風などで飛んでいってしまっている場合に補修します。
台風や突風などの自然災害で損傷した場合、火災保険を使って修理することが可能なことがあります。業者に依頼する前に火災保険の保険証券を確認し、保険の適用範囲内の補修であるのか確認しておきましょう。
▶︎費用相場
約30~約100万円(足場代含む)
【雨樋(あまどい)工事】
雨樋は、通常気にかける部分ではありませんが、補修をおこたると家屋内部へ雨水が浸入する可能性があります。雨樋工事には、足場代が必要になることがあります。
足場代が雨樋本体費用より高くなることもあるため、雨樋工事と屋根・外壁工事を同時に依頼する方が賢明です。
▶︎雨樋工事が必要な状況
雨樋に隙間やひびがある場合、補修工事が必要となります。
補修工事の遅れは、雨が軒や外壁を伝うことにより外壁汚れの進行につながってしまいます。また、直接雨が地上におちることによって、雨音が大きくなることにもつながります。
▶︎費用相場
約3000円~/m(雨樋材料費含む)
屋根リフォーム工事を検討する時に屋根全体を補修する必要があるのか、部分工事で可能なのかを判断する必要があります。そのためには、現場調査をしっかり行い、工事範囲をきちんと説明できる施工業者を選ぶことが大切となります。
費用だけで判断せずに今お住まいのお家に長く住み続けるためにメリット、デメリットを踏まえ、リフォーム工事を選ぶようにしましょう。
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