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屋根漆喰の塗り方や補修方法について

屋根

 

古い日本住宅のなかでも格調の高いお屋敷や今も日本の各地に残っているお城は、黒い瓦と真っ白な壁が印象的です。その白い壁部分が漆喰(しっくい)でできています。

漆喰は、昔から使われてきた非常に歴史のある建材ですが、現在でも幅広く使われています。

そこで今回は、漆喰について詳しくご紹介致します。屋根への漆喰の塗り方や補修費用など、漆喰を使った家に住むうえでお役に立てれば幸いです。

 

漆喰の特徴と屋根漆喰の補修方法

漆喰とは、石灰と植物の繊維、砂などに海藻から煮出したのりを加えて練ったもののことです。真っ白なペースト状をしていて、空気に触れるとゆっくりと固まっていきます。

性質と使い方はほとんどセメントやコンクリートと同じです。コンクリートよりも軽く、湿気を吸着する性質があるため、日本家屋の壁や屋根に使われています。

とくに、屋根に瓦を設置する際の接着剤にはほとんどの場合漆喰を使うため、瓦を補修する際は屋根の漆喰も同時に塗りなおすこととなります。

 

屋根漆喰の補修

瓦と屋根をつなぐ役目をする漆喰は、長い期間雨風にさらされることで劣化していきます。屋根の漆喰がボロボロになってきたら、瓦が落下してこないよう早めに補修を行うようにしましょう。

屋根の漆喰の補修は、まず劣化してしまった漆喰を取り除くことからはじまります。漆喰は硬質化していますが、セメントほど硬いわけではないので、ノミやヘラなどの大工道具で簡単に崩すことができます。

漆喰を崩し落とすとその下に葺き土(ふきつち)という土の下地がみえてきます。葺き土は取り除かずに霧吹きなどで湿らせて形を整えておきましょう。

葺き土の形を整えたらしっかり練った新しい漆喰をコテなどで塗りこんでいきます。屋根への漆喰の塗り方は、隙間がなく均一な厚みになるように塗っていくのがコツとされています。分厚く塗れば耐久性が向上するように思えますが、瓦からはみ出てしまうと雨風に打たれやすく、結果的に劣化が早まってしまいます。

漆喰を塗り終えたあとは、漆喰が硬化するまでしっかりと乾燥させるようにしましょう。漆喰は空気中の二酸化炭素と反応して固まるため、通気性をよくしておく必要があります。

 

自分で屋根に漆喰を塗ることは可能?

屋根の漆喰の補修は自分でDIYすることは可能なのでしょうか。

漆喰の補修にはまず大掛かりな準備が必要となります。屋根の漆喰を塗りなおすのであれば、屋根の上で作業するための足場が必要になり、古い漆喰を崩すのにも新しい漆喰を練って塗っていくのにも専門の工具が必要になります。

高い場所で作業を行わなければならないため滑落などによるけがのリスクが高く、重量のある瓦が落下すれば事故につながりかねません。

なにより、デリケートな漆喰の施工には熟練の技術が必要となるため素人の知識と技術で塗りなおしを行うとかえって雨漏りの可能性が高まったり、瓦が脱落しやすくなってしまうケースもあります。

こうした理由からいくら屋根漆喰の塗り方を知っていたとしても補修は、プロに依頼することをおすすめします。下手に手を出して大きな破損や事故に繋がってしまう恐れもあり、はじめから品質の保証されたプロに任せたほうが安心といえます。

 

屋根漆喰の補修費用

屋根漆喰の補修をプロに依頼した場合の施工費用の相場は、一般的な一戸建て住宅で40万円から70万円程度とされています。

内訳としては漆喰をはじめとした材料費、屋根で作業を行うための足場の構築費、漆喰職人の人件費などが挙げられます。相場の幅が大きいのは、補修する面積によって施工費用が大きく変わるためです。

漆喰職人は、屋根などの高所作業が可能かつ、屋根漆喰の塗り方に習熟しているという二つの条件を満たした数少ない人材となるため、人件費が高くなる傾向にあります。

逆にいえば、あまりに施工費用の安すぎる業者は、最も重要である職人の教育費用を省いている可能性があるということです。大切な家のことを信頼できる職人に任せたい場合は、ある程度の人件費は受け入れる必要があるかもしれません。

また屋根の補修は、火災保険の適用対象として補修費用の補償が受けられる場合があります。

 

滋賀/京都/大阪の屋根工事は株式会社憲信にお任せ下さい。


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